最近読み返した。

何んでも無い
殺人リレー
火星の女

の三編が入った短編集。
少女地獄の名の通り、少し変わっているけれど普通とも言える少女の狂気を描いた作品。
あくまで病気とか気狂いではなく、女特有の病的思考回路にゾッとさせられる。
でも特に「何んでも無い」のユリ子なんて、現代ではかなり普通に沢山いそうだなと思った。
理想の自分を作り上げて、その演出や設定に命をかけてる。
話題のインスタバエとかも似たようなものを感じる。
むしろ最近の人の方がどんどんうまくなってそう。
今読んでもタイムリーに感じられる夢野久作恐るべし。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索