新年一発目の読書は辻村深月のかがみの孤城。
1月1日の深夜から1月2日の明け方に読みました。
5時間くらいかかったかな。
辻村深月の文章は個人的に飽きるので続けて読めないんですが,今回は一気読みしました。
どんどん読みやすくなっていっていると思います。

いじめに遭い不登校になった主人公の女の子が自室に閉じこもっていると,ある日姿見が光って,その中の世界に連れていかれてしまう。
かがみの中はお城で,願いの間の鍵を探し出し,そこで願えばひとつだけ望みが叶う。
一緒にかがみの中に連れてこられた子供たちと,そのお城の秘密やそれぞれの事情を知り,成長していくって話。

本屋大賞受賞。
最終章,あなたは経験したことのない驚きと感動につつまれる―
らしい。

私も不登校だった時期があるんですが,どこで感動したらいいのかよくわからなかった。
泣くところもないし,かなり最初の方でオチは読めてた。
この人の怒涛の伏線回収,わざとらしい。
んでエピローグが恩着せがましい。

凍りのくじらの時と大体同じ感想。
あまり好きではない。
でも,理解はできるし,正しいと思うし,万人受けすると思う。
ただこの人の書きたい理想の世界が,私はいけ好かないというだけ。
シンプルに好みの問題で,私はこの人が好きじゃないんだと思う。
本としての質は安定している。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索